皆さん、こんにちは。
土井けいじです。
今回訪れたのは、『豚骨ラーメン 道楽 鮫洲本店』です。
どうやら豚骨を前面に打ち出しているお店のようで、
看板に『クセになる豚骨』と書かれています。
■豚骨ラーメンの店のチャーシューを観察
ラーメン屋にしては珍しく(?)、座席から、店員さんの手元が見え、調理の様子を観察することができます。
これが敢えてなのか、設備を揃えていく中でたまたまそうなったのかはわかりませんが、店員さんが目の前でチャーシューの塊をスライスしている様子を見せられると、それだけで思わず食欲をそそられてしまいます。
これを見てふと感じたのですが、とんこつラーメンの店は、そうでない店(味噌ラーメンとか、醤油ラーメンとか)に比べて、チャーシューもおいしいんでしょうか?
「豚」骨が売りで、チャーシューも元をただせば「豚」肉のはずなので、ブランディングの観点からすると、とんこつラーメンが売りなら、チャーシューもおいしくあった方がいいんじゃないだろうか、ふとそんなことを感じました。
■とても大事な『メラビアンの法則』
コンサルタントの世界、経営の世界では、『メラビアンの法則』と呼ばれる法則が、広く知られています。
人が何かの情報に触れ、それを処理するとき、その93%は、見た目や聞こえ方など、言外の情報に依っている、というものです。
だから、どれほど立派なことを言っても、見た目がみすぼらしければ意味がない。
また、ある程度見た目がパリっとしていて、立ち居振る舞いも堂々としていたら、言っていることが多少頓珍漢でも、意外と言いたいことが相手に届いてしまう。
「美人やイケメンの意見は通りやすい」というのも、あながち嘘ではないようです。
■チャーシューに注目したラーメン屋めぐり
少し話がそれました。
この『メラビアンの法則』、ラーメン屋にも当てはまるのではないか、そんな風に考えたんです。
だから、とんこつラーメンが売りのお店は、チャーシューの分厚さや枚数に拘るなど、ラーメン屋としての「見た目」に気を遣った方がいいし、売れているお店は実際にそうしているのではないか、そんな気がします。
もちろん、これまでご紹介してきたお店のように、「安く、早く」を売りにしている店ともなると、少し話は変わってくるのでしょうが。
今度ラーメンを食べる際には、そのチャーシューにも注目し、各ラーメン店が大事にしている『微差』について、詳しく観察できればと思います。