駅近く ぱいたんラーメン 食して思う ベンチャーの“アジ”

皆さん、こんにちは。

土井けいじです。


今回は、新宿駅近くのラーメン屋「ラーメン よってこや」に立ち寄ってきました。

どうやら、京都伝統の鶏ガラ豚骨スープを売りにしているお店のようです。


https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000897/


■味わいやすい「ぱいたん」~その正体は?

数あるメニューの中からいただいたのは「白湯(ぱいたん)ラーメン」。


読んで字の如く、きれいに白濁したスープの上にネギとチャーシューが載り、主役の麺が顔を覗かせる。


れんげの代わりに木製のお玉。


「一滴残らず、どうぞ召し上がれ」。そんな風に訴えかけてきているようにも見えます。



そんなことを思いながら、いつもよりも随分と多い一掬いのスープを飲んでみる。

大変飲みやすく、甘みのある味が口に広がります。


そのまま麺を口にすると、脂身が少ないせいなのか、薄味のせいなのか、麺そのものも、夜の胃袋に優しい味でした。


どうやら僕が詩人チックに思った、「一滴残らず」というのは、強ち嘘でもなかったようです。


あっという間に、スープをすべて飲み干してしまいました。


なぜこんなに飲みやすいんだ?

それが気になって、ぱいたんについて調べてみました。


ぱいたんは、主に鶏ガラを使用し、臭みを消すためのしょうが、甘みを出すためのネギなどと一緒に出汁を取ったもののことを指すようです。


「ぱいたん」は漢字で「白湯」と書くように、白濁したスープで、

この白濁の正体は、鶏ガラなどの骨の髄が溶け出たもののようです。


真っ白に濁ったぱいたんスープを作るには、大量の鶏ガラをなんと3時間以上も煮込む必要があるとのこと!


長い時間をかけて出来上がったスープだから、こんなにも味わいがあるんだなあと、しみじみと感じ入りました。


■熟成させるから味が出る

そしてこの日もやはり、頭の中は仕事へ。


ぱいたんラーメンもベンチャー企業も、出来上がるまでに、どれだけ時間と労力をかけたかで、味わいが変わってくる。


経営者の人格も同じ。


みんな同じ0から始まるベンチャー企業も、立ち上げまでに積み上げた経験が、その企業の理念に影響を与え、独自の“アジ”になる。


コンサルタントとして、数多くのベンチャー企業に関わってきた僕は、その会社の製品・サービスだけでなく、立ち上げに至るまでのプロセスにも思いを馳せます。


■時代は「プロセス・エコノミー」!独自の味わいがベンチャー企業の鍵!

今の時代は「プロセス・エコノミー」の時代だと言われています。

製品やサービスだけでなく、そこに至るまでのプロセスこそが価値を持ち、顧客に評価される、そんな時代です。


だからこそ、ベンチャー企業にとって大事なのは、「創業ストーリー」。

創業に至るまでに、社長が何を経験してきたのか。


それこそが、ベンチャー企業が他社と差別化し、激動の時代を生き残っていくうえでのカギになると、僕は信じています。


ラーメンとベンチャー企業の味について書いたので、タイトルも日本の味、「五音・七音」で書いてた、土井けいじでした。