豚骨ラーメンは失敗から生まれた? ベンチャー経営者への教訓とは!?

皆さん、こんにちは。

土井けいじです。


今日は歌舞伎町で食べた『九州ラーメン』についてです。


『九州ラーメン』という看板を見て、店内に入り、ラーメンを注文。

出てきたラーメンは、スタンダードな豚骨ラーメン。



なるほど、言われてみれば、「九州のラーメンと言えば豚骨!」というイメージはある。

ではどういう経緯で、九州に豚骨ラーメンがなじむことになったのか?


調べてみると、ベンチャー経営者として、昔のラーメン屋からの教訓が得られた気がして、

明日からもベンチャー経営に精を出そうと思えたので、今日はそのことについて記したいと思います。


■豚骨ラーメン発祥の地は久留米! そのルーツは?

現在の豚骨ラーメンの元祖は、福岡県久留米市にある屋台「南京千両」。


創業者が横浜で、中華料理「志那そば」の作り方を学び、地元の「長崎ちゃんぽん」風の豚骨スープを組み合わせたのが、豚骨ラーメンのルーツだそうです。


とにかく先人から学び取り、そこに「自分なら!」という要素を足してみる。

「守破離」という、ベンチャー経営者なら誰でも知る原理原則に則った行動だなと感じます。


ただし、この当時の豚骨ラーメンは、現在のように白く濁ったスープではなく、ある程度透明感の残るスープだったようです。


■現在の豚骨スープは“失敗”から生まれ、広がった?

そんな豚骨スープが、現在のような白濁した豚骨スープになったきっかけは、「三九」いうラーメン屋の店主の“失敗”だったそうです。


ある日、その店長は、仕込みのために豚骨スープを火にかけたまま、消し忘れて外出。

戻ってきて見ると、煮えたぎって白濁した豚骨スープが。

そのスープに、試しに味付けをしてみると、これが実に美味。


こうして現在の豚骨スープが誕生したそうです。


何か失敗しても、ただでは起きない。

「ここから学べることはなんだろう?」と、目の前のことから、できる限りのことを学ぼうとする。


ベンチャー経営者として、見習うべき姿勢だと思います。


さて、毎度のことですが、こうした豚骨の歴史から、ベンチャー経営者の僕は何を学べるのか?


■ベンチャー経営者への教訓! とにかくまずは量をやれ!

豚骨ラーメンの歴史からベンチャー経営者が得られる教訓。

それは、「成功したければ量をやれ」ということです。


これはベンチャー経営のみならず、すべての世界に言えることでしょう。


豚骨スープは、思わぬ失敗から生まれました。

科学の大発見も、ふとした偶然から生まれたものがいくつかあると言います。


失敗や偶然から、大きな成果が生まれるというのは、正直「運」によるところが大きいです。


しかし、その運をたどりよせるかどうかは、運をたどりよせるくらいまで、成功に必要なことをやり続けているか、目の前に起こった事象を「成果につながるかも!」という観点で気づきに変えられる、本人のコミットメントなのではないでしょうか。


僕の周りで成功しているベンチャー経営者も、みんな楽しみながら、信じられないくらい仕事をしていますし、頭の中は、「どうすればもっと成果が出るか」という思考でいっぱいです。


現在の豚骨スープの基を生み出したラーメン屋店主も、「どうすればうまいラーメンができるか?」をずっと考えていたのではないかと思います。


とにかく先に立ち上げたベンチャーに学び、自分ならではの要素と融合させようと試み、失敗と、そこから得られる学び・改善を積み重ねていく。


いつの時代も変わらない、成功の原理原則の一端に、触れた気がします。